天草の海にせり出す山から頂戴する白い石から作られた粘土を板状に切りたたらという手法で一枚一枚手作業によって作られていく楕円のリム皿。手作業によって生み出される個々の個性のゆらぎが一枚一枚に現れいでてとても素敵です。その白さは、毎日の料理を乗せるキャンバスのように控えめでありながら、存在感は抜群。
【素材】天草陶石、石灰釉
【生産国】日本製
【原型】金子哲郎 (佐賀県有田町)
【デザイン】杉本理
【サイズ】幅270×奥行208×高さ30mm
【重量】500g
【製造】光春窯(長崎県波佐見町)
【東屋(あづまや)の品々について】
私達は皆過去の延長線上に暮らしています。昔に作られたものを今の食卓で使う楽しみは、同時に自分の立ち位置を確認するかのようでもあります。"今のもの"と"昔のもの"を同じ台所や食卓で使うことで、ものを大切に美しく使う気持ちが育まれていきます。毎日触れる道具や器が何気ないけれど使いやすくその立ち姿が美しいとき、きっと家族の中にもその記憶が刻印され、日常の台所の美学を通じて、その家庭の文化的エッセンスが育まれていくように思います。
東屋さんの作り出す道具たちは、そんな昔から日本にいる職人さんの鍛錬に裏打ちされた技術力と、”今”のテーブルで大いに楽しめるような機能性と日本のフォルムの美しさを兼ね備えた逸品ばかり。少しずつづつでも、料理や会話が弾むような心地よいキッチンを作り上げる気持ちを後押ししてくれる仲間として揃えていきたいものばかりです。